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-3日目(水曜日)-  朝、目覚めると小雨が降っている。

今日は流石に街歩きは厳しそうだ。 どこか屋内で時間潰せる所がいいかもしれない。
そう考えてルーブルに行ってみようと思い立つ。
 入り口はコの字に建っている宮殿真ん中にあるガラスのピラミッドの様な場所。
そこから地下に降りた所にある。 朝9時半だからか大して並ぶことはなかった。
こんな小雨が続くかも知れないと思い、イル・ド・フランス(直訳するとパリ島、
パリを中心とした首都圏)の美術館と建造物へのフリーパスである、 カルトミュゼ・エ・モニュマンの3日券を買う。
このパスは最初に入場する日を裏に自分で記入し、 その日から通しで3日間有効な物。

しかし、後でよくよく考えてみると水・木・金有効で、 一番暇な土・日は外れてしまうのであった。
失敗した… 
が、まぁ何とかなるだろう。  
宗教画などが多かったが、何十枚も並べてみると下らない下ネタばかりに見え てかなり笑えた。

それにしても階段の多いこと。上ったり下ったりでかなり疲れる。
 ほとほと疲れ果てルーブルを出た後は、昼食探してレピュブリック周辺へ行く。
しかし何処へ行っても人が多い。
しょうがないので大きな所と紹介されているオペラの辺りに行く。
ところが、それが大失敗。 有名なのはブランドなどの高級店が多いからであり、しかも日本人だらけ。

駅なんて「スリにご注意ください」とか言ってるし。英語ではなく日本語。 なんだかなぁ。

 あまりにも疲れていたというのもあり、帰ることにした。
宿のあるルドリュ・ロランでモノプリに入り、 昼食にパンとリンゴジュース1リットル、そしてエビアンを買った。
それで腹ごしらえとしたが、リンゴジュースはかなり腹にもたれた。

その後、周辺を散歩。この頃には雨が止んでいた。
Gare de Lyonからも見えた高架線跡の遊歩道へ行き、駅前まで歩く。
この遊歩道、一体どこまで続くんだ?  宿へ戻ると同室の日本人が居て、一緒にカフェへ夕食を食べに行く。
ホットドッグとエスプレッソ。 やっぱり英語ができるとコミュニケーションが楽だなぁと実感する。
宿へ戻ると、そこへ泊まっている日本人たちと話が盛り上がる。

流石一泊13ユーロ。一人旅の人は大体ここへ集まるようだ。
明日はオルセーにでも行ってみるかな?


※おまけ
 フランスに行くことを決めたのが出発4ヶ月前。
初めての海外だし、とにかく調べまくってみた。
そんな海外旅行ではどんなガイドブックが一番良いのだろう?
ということで、買ったガイドブックは何と6冊。 買いすぎ??
 行く目的によって、かなりガイドブックの情報が偏る。
今回、自分は一人旅であったので地図の詳しい物を優先して買っていった。

 まずは
「個人旅行 フランス」

このガイドは主な観光地、そしてホテルとレストランを主に紹介している。
普段はパック旅行だけど今回は自分で手配してみる、 という人に向いているかもしれない。

 次に購入したのが
「わがまま歩き パリ」。

これは調べているときに薦めている人が居たので買ってみた。
が、半分くらいがショップの詳しい紹介。 買い物なんてする気が全くない自分には無用の長物と化してしまった。
アンティークグッズや古着、パリらしい雑貨の買い物を楽しみにしている人には 重宝するガイドかもしれない。

 3冊目は
「るるぶワールドガイド フランス」。

情報が総合的にまとめてあり、るるぶらしくモデルコースなども記載してある。
が、都市の情報はおざなりで地図はとても見づらい。
こいつは事前の情報収集として、立ち読みだけにしとけば良かった…

 4冊目に買ったのは
「lonely planet日本語版 南仏プロヴァンス・コートダ ジュール」。

世界でもっとも有名なガイドブックの日本語版。
文字ばっかりで日本人にはよく敬遠されることで有名なこの本、 しかし、いざ現地へ行ったときはこれがダントツに便利。
安宿から高級ホテル、安食堂から高級レストランまで
、著者が実際に行って見た 感想がそのままストレートに載っている。
一人で旅する人には重宝するガイドで、かなりお奨め。

パリ版もあるのでそっちも買えばよかった… ただし、結構”直訳”なのと辞書並の厚さが強敵。

 5冊目は… とりあえず買ってみるかと思った
「地球の迷い方 フランス」

元は前述のロンリープラネットを目指して日本風味に作ったガイドブック。
だが、いつも肝心な情報が抜けていたり古かったりする、
現地ではいまいち使えないガイド。
使い道といえば、日本人旅行者は大体持っているので話しかけるきっかけ作りに 丁度良い。
後は、他のガイドには載っていないマニアックな場所もちょっぴり載っている。
ロンプラの1/30程度だが… 買う気がなかったのに俺はどうして買っちゃったんだろう?

 最後の6冊目は、
「パリノルール」。

これはガイドブック?
普通、ガイドブックと思うと迷い方が最初に思い浮かぶだろうけど、 これはかなり異質。
それは情報が目的別に書かれているからで、
例えば写真ファンならここへ行こう、おいしく食べるコツ、
花好きならここへ、わが身はこうして守る、自転車でパリを走る …etc.
そんな感じに書いてあるのである。
現地在住の日本人やスタイリストなどのパリが好きな人がそれぞれ書いている。

お洒落な構成なので、どちらかというと女性向き。
パリの宿でこれを見せたら女性に大人気だった所を見てもそう感じる。
 実際に現地へ持って行ったのは、「ロンリープラネット」と「パリノルール」。
パリに長い期間滞在する(と言っても1週間だとか、もう既に来たことある)人 には
、断然「パリノルール」がお奨め。
初海外、初パリで「パリノルール」しか持って行かなかった自分は、
確かにディープに生活色溢れるパリを味わえたけど、
実はメジャー処にはほとんど行っていなかったりする。

 7日目にニースへ移動した後はロンプラが大活躍。
観光できそうなほぼ大体の町や村は網羅してあるので、
思いつきで移動する自分には聖書のような本だった。
 こんな感じで自分の体験した事をだらだらと書いていますが、
「今度海外旅行するぜぃ」って方の参考になると嬉しいです。


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