2002 .1月  日記       もどる


1月31日

朝、仕事

夜より 会社の宴会があるので とっかえ ひっかえ 少ない服を選ぶ

なぜなら 太ってしまい スーツが 苦しい。。。(x_x)

そんな私を 旦那が横目で見ながら

「どうなっとんや、2回も着替えて さっきの服は? そんな(普段着)になって。。」

「3回よ。。 たくさん食べられる服にするか 格好を取るか 思案橋。。」

旦那は チッ と舌打ちをして 出かけていった

妬いてるのかしら?

ウケケ


1月30日

K伯爵(次女)と スキーに 行った

瑞穂(みずほ)は 吹雪で 寒い

寒いけれど 雪はたっぷり

体力 気力とも ついに娘に越されてしまった

最後の1本

私は 足がクタクタで ゴンドラで下りたが

K伯爵は 単独 ゴンドラ乗り場まで 滑っておりた

ついに 気力・体力ともに 負けてしまった

ぐぅ。。

スキー好きは 私の方が 上だと思っていたのだが。。


1月29日

夕方 ショウコさんと 夕飯の買い物に行った

買い物から帰って 車を 駐車場に止めて 

まるで 別れを惜しむ恋人同士のように?エンジンを切り 小一時間

車中で お喋りをする

じつは  この車の なかでお喋り・・・・・・が 私たちにとって

一番 安心して 大きな声で 本音が 語れる場所なのだ

だから 話の内容は ひみつ

でも 一つだけ 

 彼女は お皿を洗いながら 大きな声で 歌うそうだ

あのぉ〜 ひとぉ〜は 行って行ってしまったぁ〜♪

あのぉ〜 ひとぉ〜は 行って行ってしまったぁ〜♪

もぉ 帰らないぃ〜♪と

彼女は 未亡人2年生だった


1月28日

山の中の 団地に 小さな手作りパン屋さんがある

私のお気に入りの チョコクロワッサンが 冬になると 店頭に並ぶ

ビターなチョコ棒が 塩味のちょっときいたクロワッサンでくるまれて

・・・・・・・・・・

今週あったから 来週もあるとは 限らない

出会えたときに 買っておかないと 次は 作ってないかも知れない

いつも 試行錯誤している 小さな屋さん

優しい人たちのやさしい手で 作られている


1月27日

終日 アルバム作りに専念

気分転換に チョコの寝布団を 作った

廃棄する 敷き布団を 裂いて 本綿を使う

真新しい 寝座布団の上に お兄ちゃんの古パジャマを カバーがわりに かけると

たぐりよせ 枕にして 眠り込んでいる

気持ちよさそうで よかった

良い夢 見てね

ささ 母ちゃんは アルバム作りも峠じゃ

ガンバルどぉ〜


1月26日

父ちゃんが スキーから帰って来た

第一声 「風呂の湯は はいってないのか!」 不機嫌だ

帰るコールしないで 給湯したら 冷めるじゃない

冷めたら 冷めたで 絶対 なにか文句を言う。。

売り言葉に買い言葉 売り態度に 買い態度。。

いえいえ ここは おだやかに

「で お風呂に入るの?入らないの?」と キッパリ はっきり聞き返す

「お湯を入れるんじゃなかったのか!!」と けんか腰だ

うーむ では 方向を変えて

「ゲレンデのお天気は 吹雪だった?」と ひきつりながら 明るいつもりの声で問う

「それを 聞いて どうするん」 と小さな声でボソリ

こういうときは 触らぬ神にたたりなし

スキーの話題に触れられたくないときの 信号だ くわばら くわばら

風呂から上がり ビールを飲んで 暖かい 粕汁と夕食を食べたら

やっと 落ち着いたのか いつもの 旦那の顔にもどっていた

冷えた身体と心には

暖かい食事と 暖かいお風呂 そして 暖かい笑顔

これだね


1月25日

最近 私の パンツの数が減ったことに 気が付いた

ピンクや パープル カラフルで新しいヤツが 数枚、見あたらない

下着どろぼう?。。。。。。

いや 待てまて いま一度 思い返してみる

今年に入ってからだ なんとなく減ったのは

うーーーーーん

西宮に帰った わが家の花(長女)よ

 母のパンツを返せ!!


1月24日

今朝は 寒かった

肌色の ババシャツを着て 黒いセーターを着た

家事をするときは よくセーターを 上にたくしあげるので

肌色のババシャツが ちらりとのぞく

あちゃ またじゃ

「もぉ やじゃねぇ またババシャツがのぞいてるよぉ」

と 独り言を言ったら

 ぴしゃりと ガラス戸が 閉まった

戦争はこうした 行き違いや誤解から 勃発するのかな


1月23日

終日 パソコン三昧

謝恩会のアルバム作りに はまって はまって はまりまくりだ

頭がのぼせて クラクラしてくる

それでも 面白くて のめり込む

まわりの音も 何も気にならない

人の迷惑も かえりみない

何てったって  面白いのだ


こんな 面白いこと やらせてもらえて サンキュ!

だんだん ワタシのオモチャと化してきた アルバムだが。。。

OB会の事務局の ミウラ君から メールが来た

「マダムぽっぽ ところで そのアルバムですが 費用を寄付してもらう以上 それなりのものを

作らねばなりません。。。。あの、内容ですが ソフトですか ハードですか ノーマルですか?」と

ぐふふふふふ

 コンタクトレンズじゃないのだよ


1月22日

仕事を終えて 夕方帰宅

本日の 婆さんのテーマ

「電気を節約せんといけん!」 何度も そう言っては

廊下のセンサーライトを持って 言ってくる

ここの街灯も 節電のため 消さないと。。。。という

「婆さん 街灯は暗いから つけるんよ。消したら 意味無いじゃん」

しかし 何度も 「これからは 節電をしなくては。。。」 と 電気をつけたり 消したり

何度も 何度も 何度も。。。。が はじまった


 ヤマザキのでかい100円酒饅頭と お茶を出したら

ピタリと 止んだ


1月21日

朝 チョコの散歩中のこと 

毎日 朝夕 その前を通る、近所の M邸の 土壁の古い小屋が 解体されていた

築100年、 元は炭焼き小屋だったのだそうだ

いつしか 新築の家や マンションに囲まれて

暗い夜には 薄気味悪ささへ感じさせる その小屋は

セピア色の匂いを残した そのうす茶色の土壁 柱がのった石柱と 真っ黒くすすけたような木

それが またたくまに崩されていく 

M夫人と 解体作業を見守りながら

「この小屋は 100年間 何を見続けてきたのだろうね」と

切なくなった


1月20日

相変わらず アルバム作りに没頭

HP作りと 勝手が違い 写真の処理で 二度手間を繰り返す

あーでもない こーでもないと 試行錯誤して頭が グラグラと沸騰し 湯気が出てきそうになる

程良い 大きさのヤカンがあれば良いのだが。。。。

そういうときは 気分転換

物置の掃除と整理を はじめた いっぱいゴミを 出した

うーん すがすがしい

 いつでも出来ることを なぜ こいうときに始めるか

まるで 試験勉強中の こどものようだ

そうそう 夕方 

スキーに行っていた父ちゃんが 帰宅した




1月19日

昨夜から ずーっと 13日にあった 謝恩会のアルバム作りに 没頭

午前1時 給湯器が ピーピー鳴りだした

 風呂場に行ってみると お湯張りの電源onの 小さなランプを消そうと

パジャマ姿の婆さんが。。。。熱めの お湯足しを何度も何度も 押していた


午前2時 婆さんが さっそうと現れた

「わたしゃ 明日から仕事に出ようと思うの 今夜は遅いから 明日、職を探しに行ってきますから」


午前3時 ぽっぽ お風呂に入る

自称 消灯係の婆さんが 現れるに違いない!!!ので

浴室の鍵をかける

じゃじゃーん やはり 現れた

ガチャガチャ ドアノブを開けようとしております

うしっしっし 予感的中 

「ありゃ?誰かおるんじゃね?」という 言葉を残して 意外にも あっさり 退散 何故だ!!?


午前7時起床

試験中の K伯爵は 学校の友人達と バイトも休み スキーに行くという


午前7時半 朝食の支度をしていると 背後から ズーズズズっと 婆のいつもの 

スリッパを ひこずる音

ハ!っと 振り返ると そこには 喪服を着た婆が 立っていた

第一声 わたし 「ど・ど どしたん?」(・・)

婆 「どしたん?ってなにが?どしたん?」

わたし 「喪服出してきて どしたん?」

婆 「何が? これ? 式服じゃねぇ 」

わたし 「ちゃんと ソックスまで黒いのはいとるじゃん。汚れるから 着替えたら?」

婆 「なんで 式服着たん??」

それは 私が聞きたい

午後3時 コタツで 昼寝をしようとしたら 婆がタイミング良く 登場

寝るの 止〜めた(--;) ウ


1月18日

今日から うちの旦那は 2泊3日でスキー旅行

けっきょく 誰と行って 何処に泊まるか 聞くのを忘れた

数年前までなら やきもきと あーでもない こーでもない いったい何を!!?

 何か手がかりは。。と

 パソコンを開いてみたり うろうろ おろおろ していたところだが

月日の流れとは いえいえ 歳を重ねるということは

いいことなのか 悪いことなのか ぜんぜん心配でなくなった 

居ない間の この60時間を いかに 楽しく充実してすごそうかと

そんなことばかり 考えてしまう

ワクワクしている自分が 申し訳ない。。。

嘘です

申し訳ないと ほんの少しも思っていません

しかし 世の中そんなに甘くはない

こういうときに限って 冬休みの後遺症で 金欠病だったり

雑用が 山積みだったりするのだ

うがぁ(T.T)


1月17日

お義姉さんが アロエの蜂蜜漬けと 手作りリンゴジャムと お正月に集まったときの写真を 

昨日 届けてくださった

さっそく 今日 お昼にクレープを焼いて 塗ってみた

美味しい 

平和で 平凡で おだやかで 甘い香り

  


1月16日

K伯爵(次女)と 車の中で 歌ったり食べたり飲んだり・・・・ジュースだよ(¬¬)

大騒ぎしていた

私 「あのね いま次の遊びを計画中 夏ね 鵜飼いを見ようって話が 持ち上がってるの

鵜飼いよ 鵜飼い すごいねぇ 見たこと無いよ 鵜飼い 聞いてる? 鵜飼いだよ」

K伯爵 「鵜飼いねぇ」

と 言い終えたところで カーステレオから

うかいぃ ♪ うかいぃ ♪ うかいぃ ♪と

今時の歌が流れてきた 車中で 馬鹿ウケ

深い 深い 深い だった。。

ドゥ アズ インフィニティーとかいう グループらしい


1月15日

スプーン対フォークの 戦い

それは 今夜の マカロニグラタンから 勃発した

今夜は やわらかめのグラタンを作りたかった

 マカロニと海老を さらっとした やわらかめのホワイトソースで仕上げ

 スプーンで すくって食べるイメージが 浮かんだのだ

ゆえに スプーンを 置いた

座るやいなや 夫が言う

「グラタンに スプーンとは。。。! フォークで食べるものだ」という

わたしは 「今日のグラタンは スプーンが合うのだ」と 言いながら フォークを さし出す

ここらあたりから 険悪な黒雲が 夫の頭上でモクモクと立ち上がっている

「具はこれだけ?」と言う

すかさず 「海老とマカロニと玉葱が入ってるよ」

鶏ガラと 海老の殻からとったスープでのばし 生クリームで仕上げた ホワイトソースを 味わえっつうの!!!

と 心の中で 言い返しながら 私の背中が 怒っている

そこで 耳の遠いはずの婆さんが

すかさず

「おいしいねぇ〜」 と スプーンを口に運ぶ

私は いまだおさまらぬ 腹の虫を 抑えながら

 漬け物を切って 旦那の前に 置いた


1月14日

終日 アルバム作り。。。。と 言いたいところだが

イラストレーターが 上手く使いこなせなくて イライラ かっか

頭が カッカしてくると 書いてることも目に入らなくなる

夜 コーヒーを 飲みながら落ち着いて マニュアル本を読むと

ふむふむ 書いてある。。。しかし 今から読んで 間に合うのだろうか

不安

こういうときは ウルトラマンが 飛んでくるまで コーヒーを飲んで

待つことにしよう

誰か た〜すけてぇ〜



1月13日

ヨット部部長 石黒先生の謝恩会パーティーに出席

現役 OB その家族で 100名で

わいわい ガヤガヤ

 旧交を温めている人あり 

小さな子ども達が あっちこっちへ紛れ込み 和気あいあい

ほえぇ あの先輩が かわいい奥様もらって 良いパパになってるよぉ 

次の部長の 近藤先生は 石黒先生同様 にこやかで優しそうな方だ

わぉ 谷口監督の奥様に はじめてお会いしたよぉ

ご挨拶に行かなくては。。。

きゃあ 石黒先生の奥様だぁ 綺麗な方だ

現役が 一生懸命 声を出して 感じ良いなぁ〜 がんばれぇ!

あ、写真を撮ってる間に 料理を食べそびれてしまった

そんな こんなで 日が暮れた

みんな 今頃は 3次会に流れてるころかなぁ。。。。

縦横の絆の要に 石黒先生がいた

40年間 ご苦労様でした   ヨット部 OB会ご入会


現役と新部長近藤先生と石黒先生


1月12日

婆さんが 部屋の電気ファンヒーターを 担いで、「灯油をついでくれ」と 言ってくる

「婆ちゃん 灯油は ついだけぇ  部屋まで持っていったら?」と 言うと

「誰が持ってきたん? もうすぐ冬がくるけぇ 寒うなるけぇね わたしゃ しらんよ どこに あったん?

わたしゃ 手がちょっと 痛いけ」
 と 知らん顔 

おいおい 婆さん 今日も 昨日も その前も このストーブは 婆さんの部屋で働いていたよ 

コンセントを抜いて 切るため 、スイッチONしようと思っても ストーブがつかない

そして 「灯油ついで」と なるのだ

そして 毎日 「ちょっと ちょっと きてきて」となる 「コンセントを抜くな!」と 貼り紙しようか。。。

そして 次なる儀式が はじまる 

「ちょっと ちょっと これは誰のスカート? お腹がこれは小さいから 私のじゃないよ」

(--;) ウ 「婆さん お腹が太ったから 合わなくなっただけでです」

「えええええええ\(◎o◎)/! 太ってないよ こんな お腹の小さいスカートを はくのは

いま お風呂に入ってる人じゃないの?聞いてみようか?」


「きゃあ〜 婆さん のぞかんのんよ 嫌がるから 」

「まあ そんなこと せんよねぇ!ちょっと 聞いてみるだけ」

「じゃけえ それが いけんの!!」と 声がだんだん 荒くなっていく私

そのうち 喉が枯れて 息が苦しくなってくる 「はあ 好きにしんさい!」と 言うと

頭をかしげながら 「変なねぇ どしたん?」という 新たな 回転トークが始まる

勘弁してくれぇ〜

またまた。。。。。。。。来たぁ(--;) ウ。。。来るな。。来るな。。。来るな。。来た

こうなったら 最後の手段だ

耳をふさいで パソにむかう

ついに 昨夜は 3分おきの攻撃に 敗北 撃沈 敵前逃亡

 寝室に 這々の体で 逃げ込んだ

ぐやじぃ!!!!!!!!!


1月11日

学生時代 ヨット部に入っていた 

さらに そこから さかのぼるlこと13年前から現在に至るまで

ヨット部の顧問をして下さっていた 石黒先生が 3月で退官される

そして 今日 先生の最終講義が母校であった

広島に住む 同期が集まって 授業を受けに行った

 学部は違うが 現役部員、 OB初代の 浅尾さんも花束を持って 駆けつけていた

かつては 私たちは 講義室の最後部の座席で 居眠りをしていた

今日は みんなで 最前列ど真ん中に陣取り 大学生に混じり授業を受ける

最終講義 

「アダムの最初の妻リリス」について



「アダムとイブ」の アダムの最初の妻が リリスという女だった
リリスは 美しく 黄金の髪を持った魅力的な女で
アダムとの間に たくさんの子供をもうけた
がアダムと同等の権利を主張し 男を破滅させるほどの魅力をもっていた
アダムは 自分に従順な女が欲しくて あばら骨から イブを作ってもらい 妻にした。。。

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朝は 浦島太郎 昼からは仕事。。夢と現実が交錯する


1月10日

2日前 K伯爵(次女)が 10日は バイトも学校もない日だから スキーに行こうと

誘われていた。 雪が降った直後の お天気な1日

思い立ったが 吉日の 我々母娘

えーい やらねばならぬことは いっぱいある!仕事もある!

金もない!

しかーし 思いたっが吉日

今を逃して いつ行くという

K伯爵は このときのために アルバイトして SALOMONの靴と板を 揃えたのだ

リフト券代を 貯めたのだ 手袋もゴーグルも買ったのだ

 イケイケ GOGO !!!!

ラッタッタ♪の るんるんるん ♪ こういう アッシーは楽しい(^^)

まさか 娘と割り勘で スキーに行く日が 来ようとは。。。。

ちなみに 私のスキーと靴は 15年前 夫に買ってもらったモノだった。。

超NEW&超OLD

ハンソンのワンバックルの長靴みたいなスキー靴を

 覚えてる人 いるかなぁ すっかり化石だぁ

板は ボロボロで 後部は表側が 浮き上がり はがれかけている

カービング?へへへん  わたしゃ 真っ直ぐな板じゃい!

それでも 履くか?と 問われそうな代物だ

 ゲレンデに 出ちゃえば へっちゃらだ

下にむかって 滑れば OK!!

楽しければ OKだ!!

あ〜 たのしかったぁ〜


1月9日

学校がはじまり 仕事が始まり 普通の日常が始まり

家は いつも通りとなった

 帰宅すると 婆さんは いつも通り

 TVアニメ「一休さん」にでてくる どちて坊やのように

「どしたん?」 「どこに?」 「いつ?」 「で、どしたん?」と 何度も何度も何度も・・・・延々質問してくる

そして 洗濯物を取り込みに外に行けば ついてくる

外で 車の中を整理していれば 車の中を覗きに来る

夕食の支度をはじめれば 背後をウロウロ

家族が 誰も居ないとき いつも私の横で 新聞を読んだり

電気をつけたり 消したり、幼児のように くっついて離れない

少し うんざりしてきた私は

チョコの散歩に 出かけようと身支度をする

「どこかに出かけるん? 帰ってこんの?」と 聞く

 短く「うん」と答える

近所を一回りして 帰ってみたら 婆さんは ミカンを チュウチュウと食べていた 

どうも お腹がすいているらしい

私と婆さんは クリームパイを 半分こして ガツガツと食べた


1月8日

お兄ちゃんが 関東にもどっていった

新幹線の改札口から 彼は 都人の顔に 切り替わった

新幹線ホームへの 階段を 登るまで彼は

改札口から 見送る 私とK伯爵(次女)に 何度も 何度も 振り返っては 手を上げている

お互いに 背中をむけて 歩きながら 振り返っては 手をあげる

そうしながら 少しずつ 距離は広がる

関西へもどった 我が家の花(長女)は 後ろを 振り返ることなく 高速バスに乗り込んだ

心は すでに西宮での 数時間後の予定を考えていた

女は どこにいても たくましく根付くのだろう

みんな みんな 愛しています


1月7日

午後8時 愛犬チョコの散歩にでかけた

冬の空は ★を身近に感じる

上を見ながら 歩く

飛行機が西の空へ 点滅しながら ジェットの音だけを残し雲の中に消える

ふいに ゴォーーーーっと 風が音をたてる

パタパタパタと 道ばたに立てられた注文住宅の旗が 音をたてる

他は何も音がない

急に怖くなり 背中を丸める パタパタパタ ごぉーーーーーー

早く 家に帰ろう 駆け足で

しかし チョコは いっこうに走る気はない

こういうときに限って いつもそうだ


1月6日

我が家の花(長女)が 夕方 西宮に帰って行った

私とK伯爵(次女)が 広島バスセンターまで送っていく

父ちゃんは 星飛馬のお姉さんのように 2階の窓から ひっそりと

花を 見送る

彼は 我が家の花には 頭が上がらないようだ

花が滞在中の おとなしいことと言ったら なんと例えようか。。

今日 花が居なくなった夕食は 淋しいかと思ったら

まるで 怖い親から解放された やんちゃ坊主のように

父ちゃんは はしゃいでいた

親子が 逆転しているのか(--;) ウ



1月5日

昨日 息子に 婆さんとチョコの世話を 頼み 実家に日帰りで行った

夕方 帰るコールを 家に入れた

お兄ちゃんは 夕方の婆さんの メランコリーパニックに はじめて 一人で対決遭遇し

慌てていたようだ

「なんでも 良いから 早く帰って来てぇ〜」と 悲鳴を残し 電話は切れた

 婆さんの 鍋とヤカン叩き、その後の 「心配じゃ 電話せい!」の 何十回にもおよぶ しつこい攻撃に

タジタジだった

みんな こうやって歳をとっていくのだろうと、老いを 見つめるということは 

心のどこかに 宝物の 引き出しを一つ作ることだと

気付くのは はたして何十年後だろう


1月4日

我が家の花(長女)と 実家の呉へ行く

呉の母とともに 母娘3代で 亀山神社に初詣へ

呉婆は 私の家内安全を祈り 私は娘の健康と幸せを祈り 娘は。。。ムフフフ

夕方 帰宅中に お義姉さんと娘のカズエちゃんファミリーが 来るよと

留守番の 兄ちゃんから電話

午後6時半帰宅と同時に お義姉さん家族も来訪

主役は カズエちゃんの長男レオ君1歳

10人で食べる食事は 何が出てきても 美味しい(⌒ー⌒)

こういうの ぷち Happy? いえいえ ドデカイ Happyだ!

ローマは1日にしてならず。。。

え?なんか 意味が違う?

じゃあ めぐる めぐるよ 時代はめぐる♪?


1月3日

婆さんは ここ1年365日 毎日、夕方になると

「子供たちは まだ帰って来ないの? 遅いねぇ。。。心配じゃないの?」と言う

 婆さんの頭の中では いつまでも小学生なのだ

大学生の「花」が 広島に帰ってきて3日め 

婆さんは 「花」をまじまじと 眩しそうに見て

「あんたぁ誰かいねぇ? 花ちゃん?まあまあ 大きくなって」

「ところで 子供さんは?元気?赤ちゃんは生まれた?」

「結婚してるんでしょう?旦那さんは?」

「えええ\(◎o◎)/! 結婚してないの? 不思議な生活を。。じゃあ 仕事してるの?」

「で どこから来たん?」

「まあ 大学生?まあまあ それは よかった!!がんばりんさいよ」

ペシペシと 花の肩を叩いて 孫達の名前の忘れなうよう 

「花ちゃんとK伯爵ちゃんと。。。。」と、つぶやいていた


1月2日

トイレの壁に 紙を貼った

「用が終わったら ちゃんと水を流しましょう」

ではない

人生五訓

あせるな

おこるな

いばるな

すねるな

おこたるな


昨年 京都 嵯峨野 二尊院で 買ってきた

毎日これを 自分に言い聞かせることにした



1月1日

昨夜 子供たちと犬1匹で 近所のお寺に 除夜の鐘を つきに行った。

寝たのが 午前2時

朝8時・・・・爆睡中にもかかわらず 枕元の電話が けたたましく鳴る

西宮にいる 大学生の娘からだった

「もしもし。友達と初詣して 今から広島に帰ろうと思うのだけど

ATMが あいてなくて帰るお金が 下ろせないよぉ(T.T) 4日まで 下ろせないみたい

どーしたらいい?」


 朝寝坊の兄ちゃんまでも 我が家の花に 電話で 叩き起こされ

インターネットで どの交通手段が 一番安く帰れるか 検索している

所持金は4860円、現在地 三ノ宮から 広島までのハイウェイバスは5000円

足りない。。。しかも 朝のバスは 出たばかり つぎは夕方。。

動くと お金が無くなる。。

結局 JR神戸三ノ宮〜西条(東広島)までの乗車券が 4700円で買えることを 調べて、携帯で指示

それからは 兄ちゃんが 「三ノ宮から姫路で下車 つぎは三原行きが ?時?分だから

それに乗り換え

岡山か三原で乗り換え 西高屋で下車」



刻々と情報を 我が家の花に送り指示をする

西条(東広島)まで 私が車で迎えに行くという計画に決定!!車だと約40分

そんなこんなで 我が家の花は 午後3時半には 家でコーヒーを飲むことが出来た

こういう 刺激が 私は大好きだ  ドホホホホホ

 新幹線指定席が好きな娘が 鈍行で ヨレヨレになって帰って来た

ぐふふふふ  やれば 出来るじゃない ドホホホホ